<G20首脳会議>「グローバル金融セーフティネット強化」…韓国、実務会議の共同議長に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.17 14:41
15~16日(現地時間)、トルコのリゾート地・アンタルヤで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合で経済イシューは後回しにされた。会議直前に仏パリで発生したテロ事件のためだ。会議場のあるアンタルヤは今回のテロ行為を行ったイスラム武装団体「イスラム国(IS)」の根拠地であるシリアからわずか500キロの場所にある。各行事はパリのテロ犠牲者を追慕する黙祷から始まり、首脳はテロを糾弾してテロ根絶のために国際社会が一致団結するべきだと相次いで発言した。
◆朴大統領、金融セーフティネットの強化を提案
G20首脳は2日間の協議を終えて▼グローバル金融セーフティネットの強化▼域外租税回避対応策▼新気候変動対応体制▼保護貿易主義の警戒--などに関する共同宣言文を採択した。朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日の首脳会議第2セッションで「先進国の通貨政策正常化は世界経済に及ぼす波及効果を勘案してゆるやかに調整されるべき」とし「この過程で懸念される市場不安に備えて金融セーフティネットを強化しなければならない」と提案した。