韓国女性の健康に赤信号…乳がん発病率は日本抜いて東アジア1位
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.17 17:05
韓国女性の健康に赤信号がついた。妊婦10人のうち1人は流産を経験し、乳がん発病率は日本を抜いて東アジアで最も高いことが分かった。
主婦のキムさん(31)は今年初めに2人目の子供を流産した。妊娠7週目だった。染色体の異常で胎児発達ができず稽留流産だったという。キムさんは「18カ月になる1人目の子供に手がかかる真っ最中で、体力的にあまりにきつかった」として「周囲に流産を経験した人は少なくない」と話した。
国会の保健福祉委員会のナム・ユンインスン議員(新政治民主連合)は16日「健康保険公団の資料を分析した結果、妊婦の10人に1人は流産を経験すると推定される」と明らかにした。妊婦が健保公団に妊娠確認書を出すと「妊娠出産診療費」50万ウォン(約5万円、多胎児は70万ウォン)を受け取れる。昨年、健保公団で診療費を受けとった妊婦は46万8769人だ。ところが同じ年の出生人数は41万5598人で、妊娠した人数よりも11.34%(5万3171人)少ない。最近5年分(2009~2013年)の平均は9.4%だった。ナム議員はこれをベースに妊婦の約10%が流産を経験していると推定した。