【社説】「ハンセン病」「サイコパス」「怪物」…憎しみを育てる暴言政治=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.20 08:41
韓国政界の暴言が果てしなく相乗作用を起こしている。政治家らが先を争って刺激的な言葉で支持層の注目を浴びようと競争を繰り広げて現れた現象だ。もう「暴言バトル」という言葉すら登場している。これ以上、韓国政治に品や共生のようなものを期待してはいけないのかもどかしいばかりだ。
先月末、国会でのファーストトラック(迅速処理案件)衝突事態とともに下品な言葉が自由韓国党の場外闘争を経て泥水のように溢れで始めた。自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表が文在寅(ムン・ジェイン)政府を「左派独裁」と非難すると、共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は「泥棒に国会を任せることができるか」と話した。自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は文大統領の支持者を侮辱する隠語を使ったことに続き、文大統領を映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の悪党(サノス)に例えて「ムンノス」といった。