【グローバルウォッチ】トランプも朴前大統領のように弾劾されるのだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.26 15:35
特別検察官の調査は数カ月、あるいはそれ以上になる可能性がある。彼は何を明らかにするだろうか。決定的な証拠を確保する可能性もある。トランプ大統領の側近やトランプ自身がヒラリー・クリントンを打ち落とすために共謀したという証拠のことだ。共謀下で民主党サーバーに侵入したり偽ニュースを流していたりしたかもしれない。特別検察官はトランプが真実の把握に横槍を入れたという結論に到達するかもしれない。
だが、特別検察官の調査結果は曖昧になる可能性がもっと高い。過ちはトランプや彼の参謀陣でなはく、ロシアが犯したという結論が下されるかもしれない。トランプは大統領選挙キャンペーン期間に、理解しがたいほどの親ロシア発言を連発した。これは「トランプ‐ロシア共謀」ではなくトランプの「判断力の乏しさ」を立証する。彼を弾劾するには「反逆、収賄または、その他重犯罪と非行」があったことを立証しなければならない。「判断力の乏しさ」は弾劾の理由としては不十分だ。トランプが司法手続きを邪魔したことを立証するのも容易ではない。トランプが腐敗した意図を基に行動したことを立証しなければならないためだ。