成果の中でも「危機」を強調するサムスン電子(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.07 13:30
しかしサムスン電子最高経営陣は相変わらず「危機」を強調している。サムスン電子の最高経営責任者(CEO)の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長はこの日、株主に手紙を送り、「危機を機会にする逆発想の挑戦精神を基礎に最善を尽くす」と明らかにした。権副会長は前日、グループ役員を対象にしたセミナーでは、「サムスンを牽制する世界のライバルの動きが尋常でなく、いつよりも厳しくなるだろう」と述べた。李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長も年初、「トップの事業は絶えず追撃を受け、不振事業の場合は時間がない」と強調した。
サムスン電子の現在の姿を見ると、「危機」の強調はおおげさに感じられる。サムスン電子はすでにスマートフォン・テレビ・メモリー半導体の3つの分野ですべて世界トップを固めている。メモリー半導体は1993年、テレビは2006年、スマートフォンは2011年にトップに立った。