日本防衛庁が「防衛省」に昇格された。内閣の外局ではなく正式に省となったのだ。1954年防衛庁発足以後52年ぶりだ。経済力にふさわしい軍事強国にならなければならないという日本保守右翼の念願のうちの1つが実現したのだ。過去、周辺国侵略に対して反省をしていない日本が、軍事大国化の動きを本格化しており、非常に懸念される。
防衛省の地位は防衛庁に比べてかなり高い。首相を経ずに自衛隊運営に関連する案件を直接閣僚会議に提出することができる。国連平和維持活動(PKO)など日本の自衛隊の海外活動半径も以前よりずっと幅広く自由になる。安倍晋三首相が「日本が戦後の体制から脱皮して21世紀の新しい国家を作る初歩」と評価するほどだ。