「米、醜悪な本音を露呈した」人権問題を刺激するなという北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.26 16:59
北朝鮮の労働新聞が26日、米国に対して「人権問題でわれわれの譲歩を受けようとする」として「米国の醜悪な本音」という表現を使って非難を浴びせた。労働党機関紙の労働新聞は党宣伝煽動部の指揮監督の下に製作され、北朝鮮当局の立場を公式に代弁する。人権問題を持ち出すなという要求を北朝鮮が米国に公式に表現したものと見られる。
特に、注目される部分は米国との非核化交渉に言及して人権問題と結びつけた部分だ。労働新聞はこの日「今の米国はわれわれの核問題が朝米関係改善の足かせのように云々するが、それが解決されても人権問題にしがみつくだろう」と主張した。現在、膠着状態に陥った米朝間非核化交渉が妥結した後を仮定した内容だ。労働新聞は「(米国は非核化問題が解決されても)相次ぎ新しい条件を付けてわれわれの体制を彼らの要求通りに変えることを強迫するだろう」と主張した。非核化以降の体制の安全保障を得る部分で人権問題が足かせになり得るという北朝鮮の思惑が読まれるところだ。