【噴水台】南大門トッケビ市場、後世に伝えたくない“米製の思い出”=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.15 13:57
その米製が日本・ドイツに押され、メードイン・チャイナに取って代わられ数十年、再び過去の光栄を夢見ている。外に出て行った工場が国内に帰ってきて、最先端情報通信技術(ICT)製品の米国生産が続々と決定された。グーグルは年内にリリースする野心作、メガネ型コンピューターのグーグルグラス(Google Glass)をカリフォルニアで生産すると先月発表した。昨年末にはアップルが1億ドルを投入してPC生産ラインを米国に移すことにした。GE(ゼネラル・エレクトリック)のジェフ・イメルトCEOは、ケンタッキーに新しく冷蔵庫・洗濯機などの白色家電工場をつくり「アウトソーシングの時代は終わった」と宣言した。ボストンコンサルティンググループは「インソーシング(Insourcing)」、バラク・オバマ大統領は「製造業ルネサンス」と呼ぶメードイン・アメリカの復活だ。
米製の復活は果たして可能なのか。楽観論がぐっと増加している。根拠は、まず最初に中国の賃金上昇だ。2000年の米国の平均賃金は、中国より22倍高かったが2015年には4倍高い水準に下がる見通しだ。2番目に、長い間の景気低迷で中国産の安い物よりも米国内の働き口のほうがさらに重要になった。3番目、最先端製品の生産にはデザインと技術が重要だ。本社と生産地が近いほど競争力が高まる。