安倍氏「金正恩委員長と率直に向き合いたい」 正直な本音は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.20 07:53
安倍晋三首相が日朝首脳会談カードを再び取り出した。共同通信は19日、安倍首相が日本人拉致被害者家族に会った席で、金正恩(キム・ジョンウン)委員長に会って(拉致問題と関連して)率直に、虚心坦懐に話を交わしたいと述べたと伝えた。
安倍首相はこれに先立つ16日にも衆議院本会議で「条件を付けずに(金委員長と)向き合わなければならない」と明らかにしている。日本人拉致問題に関しては「あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していく」とも述べた。安倍首相は先月、米ワシントンでドナルド・トランプ大統領と会談した時も、日朝首脳会談に対して積極的な推進意欲を明らかにしていた。
昨年の南北首脳会談に続き米朝首脳会談の過程で「パッシング」を食らった日本がハノイ会談(第2回米朝首脳会談)の決裂後、日朝首脳会談カードで存在感を強めている雰囲気だ。昨年、モンゴル・ウランバートルなどで日朝の情報ラインが非公開で接触したこととは違い、首相が自ら会談に積極的である点が異なる。