【社説】家計負債急増を傍観しながら構造改革を叫ぶのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.25 13:16
昨年末に家計負債が1200兆ウォン(約109兆円)を突破したことがわかった。2015年1年間に増えた金額が121兆7000億ウォン(11.2%)で過去最大だ。2014年の増加額66兆2000億ウォンの2倍だ。規模も規模だが増加速度が恐ろしい。家計負債は2013年末の1000兆ウォンから1年4カ月後の2015年5月に1100兆ウォンに増えた。1200兆ウォンになるには7カ月かかっただけだ。
家計負債増加には大きく3つの要因が作用したと指摘される。低金利基調と貸付規制緩和、住宅取引増加だ。すべて不動産につながっている。昨年の不動産景気は不動産許認可と分譲量がともに過去最大を記録し景気全体と深刻な不均衡を見せている。