普及型３Ｄプリンターも量産され価格が下がっている。米国のメークＸＹＺは普及型プリンター「ダビンチシリーズ」に４９９ドルという価格を大きく書いて貼った。１０００万ウォンの値をつけた３Ｄプリンター価格が２０分の１水準に下がったのだ。メークＸＹＺは記者懇談会で「消費者や企業家のだれでも合理的な価格で購入し、どこででも手軽に使える製品になるだろう」と説明した。米メーカーボットは家庭用普及型プリンターと個人用・産業用新製品を出した。家庭用普及型製品である「リプリケーター２」はボタンひとつで操作できるワンタッチプリント技術を採用し、無線インターネット（Ｗｉ－Ｆｉ）機能も備えた。メーカーボット関係者は、「３Ｄプリント技術に対しよく知らない使用者も気軽に使えることに焦点を合わせた」と話した。価格は１３７５ドルだ。実物をコンピュータに３Ｄ形式で入力するスキャナーもやはり１００万ウォン台の価格で供給している。３Ｄシステムズの「シェフジェット」もやはり５０００ドル未満の価格帯になる予定だ。

今後３Ｄプリントが作り出せる製品の形態も、現在のプラスチック樹脂から金属、セラミックまで多様化するものとみられる。３Ｄシステムズは、「多様な素材を活用した３Ｄプリント技術が商用化されれば、食糧不足問題や物資不足問題も解決できるだろう」と話した。ただ、現在までさまざまな素材を複合的に使える３Ｄプリンターはないという点は限界に挙げられる。産業用中心でまだ平均価格が高いのも障害だ。シティグループによると昨年の３Ｄプリンター価格は平均で約８万ドルに達した。




＜ＣＥＳ＞新技術続々…３Ｄプリンターで作ったチョコ、甘い味はそのまま（１）