韓国人93%「10年後には所得格差がさらに広がる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.28 09:53
韓国人は自分の所得レベルに悲観的であることが調査で分かった。今後、所得の不平等はさらに深刻になると考えていて、10年後に自分の所得水準が高まるという期待も高くなかった。
資産運用会社フィデリティ・ワールドワイド・インベストメントのアンケート調査によると、「10年後の所得格差は現在よりさらに広がると思うか」という質問に対し、回答者の93%が「さらに広がる」と答えた。3月にソウルに居住する25-54歳の成人524人(男女各264人)を対象にアンケート調査を行った結果だ。この調査は韓国だけでなく、中国・台湾・日本・オーストラリアなどアジア8カ国・10都市の居住者5000人を対象に行われた。
所得格差が広がるという韓国の回答率93%は全体平均の76%を大きく上回り、10都市の中でも最高だった。韓国に次いで台湾(台北)が87%で2番目に高かった。また「10年後、自分の所得水準は上がると思う」という韓国人回答者は41%にとどまった。残り59%は「現在と同じ」または「現在より下がる」と答えた。半面、経済が急速に成長している中国・インドでは相対的に楽観的な回答が多かった。中国人は81%が、インド人は65%が、10年後の所得水準は現在より上がると予想した。