ボルトン氏「非核化長引かせる会談はしない」 金正恩氏の時間稼ぎに警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.22 08:02
米国のジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が20日(現地時間)、シンガポール首脳会談に続く米朝間の後続交渉を模索している状況で「長く引っ張る会談は未来には起きない」としながら「我々ははやく動きたい」と述べた。ボルトン補佐官はこの日、FOX(フォックス)ニュースの朝のニューストーク番組『Fox and Friends』でのインタビューで「北朝鮮も真剣ならば同じようにはやく動くことを望むべきだ」と明らかにした。米朝首脳会談以降、北朝鮮タカ派のボルトン氏が北朝鮮の非核化に関して公開的に言及するのは初めてだ。
峨山(アサン)政策研究院のチャ・ドゥヒョン客員研究委員は「米朝首脳会談の後続高官級会談日程も決まっていない状態で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が訪中する様子を見て『何をしているのか』としながら非核化初期段階を履行するよう催促したもの」と述べた。チャ氏は「ボルトン補佐官がドナルド・トランプ大統領との意見交換なく今回の発言をしたはずがない」としながら「北朝鮮と直接交渉しなければならないマイク・ポンペオ国務長官よりも北朝鮮との関係で相対的に自由なボルトン補佐官を前に出したとみられる」と付け加えた。ボルトン氏の発言は表面的には北朝鮮を圧迫したものだが、「迂迴的な中国たたき」という分析もある。