<仏テロ>韓国のイスラム教信者「テロ悪くないかとタクシー運転手が私を問い詰める」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.17 13:58
「タクシーに乗れば運転手がすぐに『テロは悪いことじゃないの?』と尋ねてくる。ムスリム(イスラム教信者)なら誰もがテロリストだと思っているようだ」。16日午前、ソウル漢南洞(ハンナムドン)のイスラム教ソウル中央聖院(国内イスラム教の本山)で会った韓国人のマホメット、リさん(41)はため息をついてこのように話した。
8年前からイスラム教を信仰し始めたという彼は「『パリのテロ』や『キム君のイスラム国(IS)加入』などの事件が相次ぎ起こり、マスコミでは批判的な見方でムスリムが扱われながらムスリムを眺める人々の視線が最近さらに悪くなったようだ」と説明した。
パリのテロの背後が過激派主義の武装団体ISに指定される中で13万5000人余りに上る国内居住のムスリムたちの不安感が大きくなっている。ISの蛮行が相次ぎながら韓国民がISとイスラムを単純に同一視し、それにより「イスラモフォビア(イスラム恐怖・嫌悪症)」現象が広がるのではないかという憂慮からだ。