フランシスコ法王「傷ついたカップルみな包容すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.05 09:05
4日、バチカンで3週間の日程でシノド(世界司教代議員会議)が開かれた。離婚・再婚・同性愛など家族問題についてのカトリックの立場を定めるためだ。フランシスコ法王の「遺産」を規定する可能性もある重大な瞬間だ。
これを翌日に控えた3日、バチカンの高位聖職者が、自身が同性愛者であることを公開する「カミングアウト」をした。法王庁の教理省で働くポーランド出身のクシシュトフ・ハラムサ神父(43)だ。彼はこの日、イタリア・ポーランドのメディアとのインタビューで「カトリック教会が同性愛の問題について後退するような態度に挑戦するため」としてこうした立場を明らかにした。
フランシスコ法王の包容的態度の注文により昨年10月に開かれたシノドで「教会は(離婚した者たちも)限界や短所よりも肯定的な面があることを認識しなければならない。未完成で不完全な形で生活を送る者たちも尊重する気持ちで見て回らなければならない」「同性カップルも1つの家族形態として肯定的な面がある」という内容の中間報告書が出てきた。だが保守派の反発で最終文献から該当の一節がすべて消えた。「フランシスコ法王が敗北者になった」という評価だった。