独裁国権力の世襲成功率39%…試される金正恩3年目(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.17 08:55
ひとまず金正日より金正恩の追従勢力が弱いというのが大半の意見だ。金正日は執権前、万景大学院出身と3大革命小組を中心に親衛勢力を核心部署に育てたが、金正恩は党・軍・内閣などに自分の味方を育てなかった。今後40-50代の新進勢力を中心に世代交代をし、親政体制を作ろうとしている状況と観測されている。こうした理由から国会情報委員長のセヌリ党の徐相箕(ソ・サンギ)議員は13日、「金正恩の権力基盤は金正日に比べて脆弱だ」と述べた
個人的な資質とは金正恩のリーダーシップを意味する。金正恩のリーダーシップの核心は「血統」だ。金正恩は執権初期、「ミッキーマウス」を北朝鮮芸術団の公演に登場させ、米NBAバスケット選手のロッドマンを招待するなど、開放的な指導者のイメージを構築しようとした。しかし3度目の核実験後、国際社会の制裁が強まり、経済改革政策などが揺れると、エリート層と住民の不満が高まった。これを解消するため金日成一家の血統を強調すると同時に、「恐怖政治」を通じてリーダーシップを確保しようとしている。