<英EU離脱>そうでなくても大変なのに…構造調整に飛び火
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.27 14:30
金融圏ではブレグジット・ショックで企業の構造調整の遅延憂慮が大きくなっている。金融・実物市場が萎縮すれば、構造調整企業の資産売却や資金調達が円滑でなくなる恐れもあるということだ。
最も敏感な業種は政府が構造調整の力を集中している造船・海運業だ。今月初めに大手造船3社〔現代(ヒョンデ)重工業・大宇(デウ)造船海洋・サムスン重工業〕が金融当局に提出した10兆3000億ウォンの自己救済策の執行が遅れかねないという分析が出てくる。
キム・ジョンシク延世(ヨンセ)大学経済学部教授は「大きな枠組みの金額を計算しただけなので、資金の執行内訳が具体化されていない状況でブレグジットで景気低迷が深刻化すれば積極的な構造調整は難しい」と話した。