アジアカップに出場する北朝鮮の戦力はどの程度か。最終予選無失点で４４年ぶりにワールドカップ（Ｗ杯）本大会に進出した昨年はもちろん、Ｗ杯８強神話を築いた１９６６年ロンドンＷ杯当時よりも強い、というのが自らの評価だ。

１０日朝（日本時間）、カタール・ドーハで行われた北朝鮮代表の練習中に会った北朝鮮代表の関係者は「今回の代表チームは、昨年の南アフリカＷ杯のメンバーに０７年カナダＵ－２０（２０歳以下）Ｗ杯出場メンバー６人が加わった。経験と覇気が調和したチーム」と明らかにした。

実際、北朝鮮の練習場では鄭大世（チョン・テセ）・安英学（アン・ヨンハク）・洪映早（ホン・ヨンジョ）ら南アフリカＷ杯出場メンバーとリ・グァンイル、チョン・グァンイク、パク・チョルミンら０７年Ｕ－２０Ｗ杯出場選手の姿を見ることができた。

この関係者は「南アフリカＷ杯の成績は良くなかったが、経験を積んだと見ればよい。昨年よりも選手はさらに成熟した」とし「厳しい組に入り、８強に進出できるかどうかはやってみないと分からないが、ひとまず８強入りすれば、その後はどんなことになるか分からない」と自信を表した。

北朝鮮は前大会で優勝したイラク、中東の強豪イラン、ダークホースのアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）と同じＤ組に入った。８強で韓国と対戦する可能性があると話すと、この関係者は「韓国と対戦することになれば、むしろ気楽だ。選手らは何度も韓国と対戦している」と話した。

韓国はＣ組、北朝鮮はＤ組に属し、Ｃ組１位－Ｄ組２位、Ｃ組２位－Ｄ組１位が準々決勝で対戦する。南北戦の歴代成績で韓国は１４戦６勝１敗７分けと優位だが、００年代に行われた試合では１勝５分けと引き分けが多い。


【今日のイチオシ記事】
・李健煕サムスン会長「韓国、油断すればまた遅れる」
・中国、米国防長官の訪問前にステルス滑走試験…軍事力を誇示
・チェ・ジウ、草なぎ剛主演の日本ドラマに䚗情出演
・金滉植総理「２８歳の金正恩が北朝鮮を統率できるか疑問」
・「竜山惨事」で退任の元ソウル警察庁長、大阪総領事に内定