「福島水産物輸入禁止論争、韓国敗訴…肯定的ではない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.18 10:18
日本福島原発事故以降、韓国政府が一部の日本産水産物の輸入禁止措置を下したことに対し、日本が世界貿易機関(WTO)に提訴した事件の判定結果が16日(現地時間)、当事国に通知された。輸入禁止措置を緩和する内容が入っており、日本に好都合だと伝えられている。これに対し、政府は1審裁判で事実上、敗訴したことを認めた。
17日、柳永珍(リュ・ヨンジン)食品医薬品安全処長は国会保健福祉委員会国政監査で「日本水産物輸入禁止措置に対するWTOパネル判定報告書がこの日、到着した。結果は秘密遵守のために公開できないが、肯定的でない」と話した。引き続き、柳処長は「政府としては国民健康が最優先の考慮事項であるから、WTO最終判定の結果が韓国国民の健康保護の側面で不当だと判断されれば上訴するだろう」と話した。
WTOは報告書を先に当事国に伝え、全体加盟国の回覧が終わる時まで秘密を維持するように規定している。この報告書の詳細内容は全体加盟国の回覧が終わる来年1月以降公開されるものと見られる。