韓経:【コラム】韓国でうまくいかない4つ

韓経:【コラム】韓国でうまくいかない4つ

2017年05月26日14時09分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  韓国でうまくいかないことが4つあるという。サッカー、不動産、教育、政治だ。理解が不足しているからではない。国民全員が関心のレベルを越え、専門家であり批評家であるからだ。国民の心理的満足度とも密接な関係がある。うまく扱えば状況は一変する。しかし性急であるため問題になりやすい。

  サッカーの場合、その理由に身体条件と技術、芝球場の不足などを挙げる。しかし韓国の青年はすでにアジア最長身だ。メッシは背が高いからサッカーが上手いのか。本当の理由はヒディンク元韓国代表監督がすでに悟らせた。目的のないパス、序列文化、派閥主義だ。このため、いかなる縁故も先入観もない指導者が大きな成功を成し遂げたりする。アイスホッケーをトップリーグに導いたカナダ同胞のペク・ジソン監督が改めて立証した。

  不動産と教育は民生そのものだ。自分の問題であり、子どもの未来の問題だ。政府はうまくやって当然、できなければ致命的となる。特に住宅政策は庶民の住居、家計負債、実体経済まで考慮しなければならず高次方程式だ。流されやすい政府は失敗しやすい。

  解決法がないのではない。家も売買する財貨だ。市場の需給に答えがある。盧泰愚(ノ・テウ)政権当時に投機を抑えたのは、取り締まりや規制ではなく200万世帯の建設だった。住宅を「政治財」として接近するため手に負えず解決できなくなる。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に不動産価格の上昇を抑えるとして「税金爆弾」を投下し、過去最高の暴騰を招いたのが分かりやすい例だ。意図とは逆にソウル江南(カンナム)を「バリュー株」にした。

  新政権も「規制の宝刀」を抜く態勢だ。家計貸出総量制、家賃上限制、賃貸借規制、再建築超過利益還元制などが挙がっている。大統領は昨日、初の首席補佐官会議で1360兆ウォン(約136兆円)の家計負債対策から講じるよう指示した。新築マンション(30坪台)が江南20億ウォン、江北(カンブク)10億ウォンを超えたのもいつ俎上に載せられるか分からない。しかし需給より規制を前に出す時、市場はいつも逆に反応したことを忘れてはいけない。

  教育は度々手を付けるアクションバイアスでどん底に陥ったケースだ。政権が交代し、また変えるという。国・公立大の統合、大学修学能力試験の絶対評価、論述の廃止、特別目的高校・自律型私立高校の廃止、中学校一斉考査の廃止などだ。政府の狙い通りに公教育が健全化し、大学の序列が消えるだろうか。「学閥=出世」という価値観のもとでは変わる余地はあまりなさそうだ。第4次産業革命に備えると言いながら教育を「平均のワナ」に陥らせるのは矛盾だ。不安な保護者は私教育競争に向かうしかない。「他の人たちもみんなしている」という言葉ほど効果的な恐怖マーケティングもない。

  4流といわれる政治はどうか。いわゆる「87体制」の30年間、大統領単任制は寿命を終えたので、重任制であれ議院内閣制であれ権力構造から変えようという。改憲さえすれば政治が一流になるのだろうか。帝王的大統領を批判しながら「主君、家臣」を日常語として使う。統合と疎通を前面に出しながら「私は善、お前は悪」だ。法治を話すが、議事棒さえ叩けば法になると考える。議員職を「利権資格証」程度に考える人もいる。政治制度でなく政治文化が4流だ。

  実際、制度だけを見れば先進国に劣らない。圧縮成長するように圧縮して真似た結果だ。それだけではない。そのような制度が韓国に入ってくればおかしくなる。「意識と慣行の遅滞」に原因があるのではないかと思う。歴史著述家ナム・ギョンテ氏は「歴史に近道はあっても飛躍や省略はない」と言った。制度はいつでも直すことができる。しかし大統領任期5年内に意識と慣行まで変えるというのは欲が過ぎる。性急な点は成功の最大の敵だ。

  それでも韓国社会が変わる潜在力は間違いなくある。その可能性を最近のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)韓国代表チームで発見できる。緻密な戦略と勢いあるサッカーで成績が良いが、先輩たちとは違いヘアスタイルも外出も自由だという。彼らは口をそろえる。「自由は責任だ」と。大人たち肩を叩く竹篦のようだ。

  オ・ヒョンギュ/論説委員
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