胆道がん闘病状態で生死の境をさまよったプロレスラーのイ・ワンピョが、集中治療室で「幽体離脱」を経験したことが明らかになった。

イ・ワンピョは８月１４日、ソウル峨山病院で胆道がん切除手術を受けたが、回復中に大動脈が裂け、８月２７日に再手術を受けた。８時間にわたる大手術が２週間隔で繰り返され、危篤状態だった。

特に２度目の手術の翌日の２８日から４日間は生死をさまよった。病院側はイ・ワンピョに仮眠状態で神経安定剤を投与した。イ・ワンピョは４日後に目覚めた時、自分が日本にいると思ったという。

８０日間にわたりイ・ワンピョをそばで見守ってきたチェ・ドゥヨル韓国プロレス連盟総括本部長は「目覚めたイ・ワンピョの最初の言葉（話せずボードに文字を書いた）は『ここは日本か』だった。イ・ワンピョは夢の中の４日間、試合のため東京に招待され、控え室にいると思っていた」とし「控え室で聞いたファンの応援に力を受けたと話していた。イ・ワンピョは幽体離脱を経験した」と伝えた。

イ・ワンピョは１９７０年代後半から韓国と日本を行き来しながら多くの試合をしていた。