<取材日記>「大使館の努力で韓国について理解深めた」

<取材日記>「大使館の努力で韓国について理解深めた」

2008年11月19日17時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   最近、フランスの教科書を制作する出版社で歴史教科書に目を通す機会があった。 米国・ヨーロッパ・日本とその他のアジアはあるが、どこを探しても大韓民国という国はなかった。 韓国を探す記者の姿を気の毒に思ったのか、教科書編集長は高校の社会教科書を見せてくれた。 説明はほとんどなく2ページに写真2枚が大きく載せられていた。 ソウル明洞(ミョンドン)一帯と現代(ヒョンデ)造船所を撮影したものだった。 それも1980年代の姿だった。

  数日後、フランス北部のルアン市で200年近い伝統がある名門高校の校長に会った。 生徒が韓国についてどのように理解しているのか尋ねた。 校長は申し訳なさそうな顔で「まだほとんどの生徒は韓国といえば大型マスゲームや金正日(キム・ジョンイル)総書記をいつも口にする北朝鮮の姿を思い浮かべる」と答えた。

  もどかしく悲しかったが、相手が悪いのではない。 正しく知らせていない自分たちのせいだ。 こういう返答を聞くのはフランスだけでない。 ヨーロッパの各国で、韓国という国を正しく知っている人はほとんどいないということに驚く。 彼らの前で韓国の経済規模が世界13位とか、最高のIT強国だと言ったところで、耳に入るわけがない。

  興味深かったのは、今回会った教育界の人たちから聞いた話だ。 「日本の場合、50年以上前からヨーロッパ各国の教科書制作者や教育部関係者、教師を日本に招待して見物させ、日本関連の資料を提供してきた」ということだ。 このように、教科書を作って学生を教える人たちを‘親日派’にするのに率先してきたという話だ。 一度、こうした経験をした人たちは日本についてより詳細かつ好意的に記述するようになり、より熱情的に教えるようになる、という説明だった。

  このように見ると、韓国もかなり遅れたとはいえ、今回フランスの中学生80万人が使用する歴史教科書の竹島表記を独島(ドクト)に改めたことは意味深い進展だ。 言葉が一つ変わっただけともいえるが、これは韓国教育部と駐フランス韓国大使館側が1年以上も関係者に接触しながら努力してきた結果だ。 出版社の関係者は「大使館側の努力で、独島問題だけでなく、韓国について新たにいろいろと分かった」と話した。

  フランスの高校の授業に初めて韓国語と韓国文化の講義が開設されたのも同じだ。 韓国という国もよく知らない国の高校の授業に「韓国」を取り入れるのは容易でなかったはずだ。 文化に限っては最高というプライドを持つフランスであるだけになおさらだ。 今回の件をきっかけに政府がもう少し世界で「親韓派」づくりに力を注いでくれることを望む。 一度に成し遂げられるものではないが、韓国の認知度と好感度も高めることは、国家ブランドパワーを高めることでもあるからだ。

フランスの教科書に‘独島’と初めて表記(1) フランスの教科書に‘独島’と初めて表記(2)
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