<英EU離脱>韓国政府「不確実性長引く」…追加補正予算最大26兆ウォン必要?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.27 14:13
当初、政府と政界は企業の構造調整にともなう実物景気の衝撃を緩和するために10兆ウォン(約860億円)程度の追加補正予算を編成することで事実上の同意を集めた。しかしブレグジットの衝撃が現実化すれば政府が財政補強の規模を拡大するほかはないものとみられる。現代経済研究院はこの日に発表した報告書で、最大26兆6000億ウォンの追加補正予算の編成が必要だと主張した。
追加の基準金利引き下げの可能性も議論されている。韓銀は9日に基準金利をこれまでの1.5%から1.25%に引き下げた。その後、海外の投資銀行(IB)を中心に追加の金利引き下げ予想が相次いで出た。一度の金利引き下げで低成長・低物価、構造調整の衝撃、財政の崖の憂慮まで「3災」が重なる下半期を乗り越えるのは容易でないだろうという予想からだ。