韓国勢に緊張もたらすソニー…強みは基本技術とコンテンツ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.20 09:33
今月9日、オランダの人材運営会社のランドスタートが23カ国の大学生と会社員など19万5000人に「最も働きたい企業」を尋ねた。1位はドイツのBMW、2位は日本のソニーだった。サムスン電子はソニーに続き3位に入った。『さよなら!僕らのソニー』(2012年)、『技術空洞 VAIO開発現場で見たソニーの凋落』(2007)のような本が出され数年が過ぎたが、普通の人の頭の中のソニーは相変らず健在だ。
だが、最近のソニーは腕と脚を切る苦痛に耐え命を賭けた構造調整をしている。最近創業の地だった東京・品川駅近くの御殿山の旧本社ビルを売却し、今年2月には高級ノートブックの象徴だったパソコンブランド「VAIO」も売却することを発表した。テレビ事業部門も7月に子会社形態で分社する予定だ。14日に発表した2013年度の業績は、1285億円の赤字(純損失)を記録した。売り上げ7兆7673億円は前年より14%増えたが、営業利益は265億円で88%減った。
1980年代に携帯用音楽プレーヤーの新たなページを開いた「ウォークマン」で、90年代には高画質テレビの代名詞「ベガ」で家電製品全分野にわたり世界最高峰の座にあったソニーは果たしてこのまま没落するのだろうか。最近単独インタビューしたソニーコリアの坂井賢司代表は「ソニーの没落」という問いに即答を避けた。坂井代表は「ソニーがいくつかのビジネスを失ったのは事実」としながらも、「韓国人は目先の勝ち負けに対する区分論理が強い」と話した。