景気沈滞の直撃弾を受ける韓国造船業界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.28 17:41
27日午前10時、全南霊岩郡デブル産業団地にある船体ブロック製造会社のK社。 道路沿いの幅40メートルほどの正門は閉まり、出入り口の左側には「留置権行使中」という幕が設置されている。 一時は200人ほど勤務していた工場の内部には人が見えない。 入り口の警備員は「産業団地内でも軸となる会社だが、先月、不渡りを出した」と話した。 付近のJ社も鉄門が閉まっている。 3年前まで船体ブロックがあちこちに見られた野積場と工場ががらがらになっている。 産業団地周辺の道路も閑散としている。 大型トレーラーが船体ブロックを積んで頻繁に出入りする姿はもう見られない。 B社の代表は「工場を開けているが、受注量がなく、5カ月間操業していない」と話した。
西南圏の最大産業団地であるデブル産業団地が崩壊危機を迎えている。 グローバル造船不況が長期化し、休・廃業または操業を中断する会社が続出している。 デブル産業団地は入居会社の74%の218社が造船関連業種。 このうち正常に操業している会社は半分にもならない。 枯死危機に直面している中小企業とは違い、現代三湖重工業や大韓造船は正常操業しているが、確保した受注量が減り、さらなる打撃が避けられない状況だ。 現代の場合、受注量が2011年末の178万CGT(標準貨物船換算トン数)から昨年末には88万CGTへと半減した。