【コラム】金正恩委員長は本当に核を放棄するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.13 11:38
韓半島(朝鮮半島)情勢が急速に変化している。あまりにも急激であり目がくらむほどだ。不確かな要素がまだ多いが、ひとまず前向きに進んでいる。予定通り来月末に南北首脳会談が開かれ、続いて歴史的な米朝首脳会談までが実現すれば、韓半島情勢はさらに揺れ動くと予想される。首脳会談の結果によっては南北関係と米朝関係が重大な分岐点を迎えるかもしれない。
平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)のモメンタムを生かして韓半島に新しい局面を開いた文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交力は高く評価されるべきだろう。国がすべき仕事が何であり、本当の外交がどういうものかを見せている。平和外交で南北対話の突破口を開いたのに続き、仲介外交で米朝対話までも引き出した。難しい国内外の環境の中でもハンドルを握り、冷静に根気強く取り組んだ文大統領の外交リーダーシップは称賛に値する。評価すべきことは素直に評価しなければいけない。