安倍首相「北の微笑外交に注意を」…文大統領「国際協調が乱れることはない」

安倍首相「北の微笑外交に注意を」…文大統領「国際協調が乱れることはない」

2018年02月10日13時15分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日に訪韓した安倍晋三首相との首脳会談で「慰安婦被害者問題は政府間でやり取りする形の交渉で解決されるものではない」と述べた。

  文大統領はこの日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)出席のために入国した安倍首相との3度目となる首脳会談で「慰安婦問題は被害者の名誉と尊厳を回復し、その方が受けた心の傷が癒やされる時に解決する」と話しながらこのように強調したと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。

  今回の韓日首脳会談は、韓国政府が「朴槿恵(パク・クネ)政権での韓日慰安婦合意は手続きと内容上に誤りがある」という結論を出した後、初めて行われた。文大統領が「やり取りする形の交渉」と述べたのは、韓日間の合意で慰安婦問題が解決したわけではないという従来の立場の再確認だ。

  文大統領は「慰安婦問題を本当に解決するためには被害者の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やすことができるよう、両国政府が継続して共に努力していかなければいけない」と述べた。その一方で「歴史を直視しながら首相と共に知恵と力を合わせて両国間の未来志向的な協力を推進しようと思う」と強調した。過去の問題と経済・安保協力を分離しようという政府のツートラック方針を改めて明らかにしたのだ。

  しかし安倍首相は「慰安婦合意は国家対国家の合意であり、政権が代わっても守らなければならないというのが国際原則」とし「日本は合意を最終的かつ不可逆的なものと受け止めて約束を守ってきただけに、韓国政府も約束をすべて実行してほしい」と要求した。日本政府当局者は会談後、記者らに対し「安倍首相は『文大統領と共に未来志向的な日韓関係を築くことを心から望んでいる』という話をした。そのためにも日韓合意と徴用工問題(強制徴用者賠償問題)に対する適切な対応を願うという趣旨で話した」と伝えた。

  慰安婦合意問題とその他の分野を分離しようという文大統領の発言に、安倍首相は慰安婦合意問題に対する明確な整理なしに未来志向的な関係は難しいと事実上反論したのだ。

  安倍首相は在韓日本大使館前の少女像についても「外交関係・領事関係に関するウィーン条約上でも問題がある」と指摘し、合意の着実な実施を要求した。

  北核対応でも両国の首脳は隔たりを見せた。文大統領は「南北対話が非核化をあいまいにし、国際協調を乱すというのは杞憂にすぎない」とし「南北関係の改善と対話が結局、非核化につながらなければいけない」と述べた。

  一方、安倍首相は「北朝鮮は平昌五輪期間に南北対話をしながらも核・ミサイル開発に注力している」とし「北朝鮮の微笑外交に惑わされてはいけない」と指摘した。安倍首相は会談後、日本の記者らに「(北朝鮮の核開発を)国際社会が直視しなければならず、対話のための対話は意味がない」とし「これを確実に文大統領に伝えた」と話した。

  日本政府当局者は「安倍首相は『本当に重要なのは五輪以降であり、北朝鮮が非核化に向けて誠意のある意志を具体的な行動で見せることが非常に重要だ』と述べ、安保理制裁履行の重要性を強調した」と伝えた。

  ただ、文大統領は「シャトル外交」復元の必要性を強調し、安倍首相もこれに同意した。両首脳は日本が主催する韓日中首脳会談の早期開催に合意し、文大統領の日本訪問も可視化する見通しだ。
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