「アップルに劣る2流ではない」 サムスン電子のための弁明(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.18 18:15
サムスンに対する期待レベルが高いのは、1流企業なら「何か目に見える大きなものを変えることが創造・革新」という考え方のためのようだ。 サムスンはこうした面で間違いなくアップルに劣る。 しかしサムスンはディテールに強い。 一つの製品を細かく分析し、どの点を改良すれば消費者がより便利に使用できるか考案するのに優れている。 そうして目立たない小さな問題点を一つ、二つと改良していく。 ‘塵も積もれば山’だ。 その結果、5年、10年が過ぎると、サムスンやLGの製品は非常に優れた製品に変わり、市場で歓迎される。
アインシュタインやエジソン、ジョブズのような天才がなぜサムスンにはいないのかと嘆くかもしれない。 マッキントッシュやiPhoneのように既存のパラダイムを変えてしまう新製品を創造する能力が不足しているのだろう。 サムスン・LGはこうした能力を備えるのに努力する必要がある。 しかしサムスンは09年11月、iPhoneが韓国市場に発売されてから5カ月後に、ほとんど同じ性能を持つ「ギャラクシー」スマートフォンを出すほどの能力が持っている。 デルやビジオのように、他社が開発したものの改良製品を5年以上経ってから出すのとは違う。 このままいけばサムスン・LGが30年後にどうなっているかは誰も予測できない。