【社説】韓国と対話しないという北朝鮮の態度は深刻
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.18 11:11
北朝鮮が連日、韓国と米国に対する非難を続け、果たして1カ月後に迫った米朝首脳会談がまともに開催されるのかと疑問を抱かせる状況になっている。北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長は昨日、「南北高官級会談を中止させた事態が解決されない限り、南朝鮮の現政権とまた向き合って座るのは容易でないだろう」と述べた。その事態とは、韓米が連合実施する「マックスサンダー」訓練と最近国会で開かれた太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の講演とみられる。
北朝鮮は一昨日、南北高官級会談を李善権委員長が主張した理由で無期延期する強硬姿勢を見せた。続いて金桂冠(キム・ケグァン)第1外務次官が「先に非核化、後に見返り」のリビアモデルによる非核化に反対するとし、米朝首脳会談の開催が中止になることもあると主張した。そして今度は李善権委員長が登場し、「南朝鮮当局は我々が取った措置の意味を深く考えながら収拾策を出す代わりに、根拠のない『遺憾』を云々しながら常識以下でほざいている」と非難した。