<W杯サッカー>韓国代表ファン「ヒディンク監督が解決人」…協会「名分・実利ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.16 13:52
2017年の韓国サッカーに「2002年発の暗雲」が垂れ込めている。申台龍(シン・テヨン)監督(47)を中心に2018ロシアワールドカップ(W杯)本大会の準備に入っていたサッカー韓国代表が「フース・ヒディンク(71、オランダ)」という超大型イシューにぶつかった。2002韓日W杯4強神話を記憶する多くのサッカーファンは「直ちにヒディンク監督に代表チームの指揮棒を渡して韓国サッカーの換骨奪胎を進めるべきだ」と主張する。一方、大韓サッカー協会とサッカー界の関係者らは「名分と実利、どちらを考えてもヒディンク監督の再抜てきは話にならない」と述べている。
韓国が苦戦の末9回連続のW杯本大会進出に成功した6日、「フース・ヒディンク財団」の関係者が論争に火をつけた。この関係者は「ヒディンク監督が韓国代表の力になることを望んでいる。韓国国民が望むなら韓国サッカーのために寄与する用意がある。監督であれ技術顧問であれ役割はこだわらない。年俸など待遇も関係ない」と主張したのが発端となった。ヒディンク監督は14日、オランダのアムステルダムで記者懇談会を開き、こうした立場を再確認した。
サッカーファン反応は爆発的だ。ヒディンク監督の関連報道が出ると、「すぐに迎えよう」という意見がほとんどだ。さらに青瓦台(チョンワデ、大統領府)のホームページにはヒディンク監督の再抜てきを求める請願までが登場した。「ヒディンク監督と関連議論を進める計画はない」と明らかにしたサッカー協会は、ちょうど協会幹部の不正疑惑が重なり、ファンの集中非難を浴びている。