1億年前の白亜紀のトカゲの化石、韓国南海で世界初の発見
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.09 11:28
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慶尚南道南海郡で発見された1億年前のトカゲの足跡の化石。(写真=文化財庁)
中生代白亜紀(約1億4500万~6600万年前)にはトカゲがいなかったのだろうか。それより遥か前の三畳紀(約2億5200万~2億130万年前)の地層から豊富に確認されたトカゲの足跡がなぜ白亜紀では出ないだろうか。その多く存在したトカゲはどこに消えたのだろうか。世界の考古の生物学界のミステリーのひとつだった。その空白を埋める化石が世界で初めて発見された。
韓国文化財庁は、慶尚南道南海郡加仁里(キョンサンナムド・ナメグン・カインニ)の化石産地(天然記念物第499号)で白亜紀に生きたトカゲの足跡を見つけたと8日に発表した。これまで世界中の学界で一度も報告されたことがないことで、約1億年前の地層の白亜紀咸安層(ハムアンチュン、慶尚道地域に積もった堆積層)で発見された。長さ1.9センチ、幅1.0~1.6センチの大きさの前足跡・後足跡8つで構成された今回の化石は「韓国で初めて発見された新しい種類のトカゲの足跡」という意味で「ネオサウスロイデス・コリアエンシス」と命名された。