韓国、4期連続の0%台低成長…「ゴールデンタイム半年のみ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.24 10:09
さらに大きい危機は危機意識がない点だ。政界は「成完鍾(ソン・ワンジョン)リスト」をめぐる争いに没頭し、経済の回復は後まわしだ。さらに首相の辞任で国政空白事態はさらに長引く可能性が高い。労働市場の改革のための政労使大妥協は白紙となり、全国民主労働組合総連盟(民主労総)はゼネストを始めた。その間、「ゴールデンタイム」は無駄に流れる。今年末には崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相を含む政治家出身の長官は来年の総選挙に向けた準備のため政界に復帰する可能性が高い。経済チームの交代にまた時間を使えば、再来年の大統領選挙が待っている。さらに今年下半期に米国の利上げがあれば、国内の政策金利をさらに引き下げるのも難しい。
オ・ジョングン建国大特任教授は「米国の利上げや国内の政治日程を考えると、経済のゴールデンタイムは半年ほどしか残っていない」とし「国民から見ると、これという景気浮揚策“一発”と追加利下げ措置が出てこなければいけない」と主張した。