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【時視各角】円高修正はレトリックだ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.19 08:55
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ところで日本の円安誘導を批判する韓国も言えた義理ではないのは同じだ。韓国もまた一時高為替相場政策のおかげで利益を得たことがあるからだ。そのような韓国が日本を非難するのは偽善だと主張する外国の学者もいる。そのような不公正判定に耳を傾ける理由はないが、少なくともそのような見方が存在するという事実は意識する必要がある。自分の国のお金の価値を定めるのにも外国の気持ちを考えなければならないのが現実だ。韓国の財務官僚がしばしば使う為替相場主権という言葉は憂国忠誠を込めているが、国際的にはちょっとやりにくい表現だ。同じことをしても繊細なレトリックを開発する必要がある。 それがコミュニケーション能力だ。

安倍晋三首相が日本銀行総裁に黒田東彦アジア開発銀行総裁を起用した理由のひとつも彼の国際的コミュニケーション能力という。彼は過激な円安突撃隊ではない。彼はオーストリア生まれの哲学者カール・ポパーの熱烈な信奉者だ。そのような面では投資の鬼才ジョージ・ソロスと似ている。彼はポパーに対する論文を翻訳するなど勉強を絶えずしているという。ギリシャ哲学にも造詣が深い。過去の大蔵省官僚時代にはアリストテレスの本に囲まれて生きた。「思索するモフィア」と言うか。安倍首相が支持するから「はい、兄さん」と露骨に駆け寄るタイプではない。円安を誘導しながらも洗練されたレトリックを駆使することができる人物だ。財務官時代に円高阻止のため数兆円を放出しながらも国際的非難をかわした実績がある。

 
彼は通貨管理を「成功と失敗、不確実性と希望の間のグレーゾーンでだけ生きる野獣」に例えたことがある。通貨政策担当者として現実と目標の乖離をいつも意識するという意だ。このように侮れない能力の持ち主が20日から日銀を率いる。このところ中央銀行の競争力は成長力回復にあるという声が大きくなっている。この競争で韓国銀行はどの地点に来ているか、日銀の洗練された円安レトリックを牽制する能力は果たして備えたか。新しい日銀総裁就任を契機に韓国銀行が答えなければならない問題はひとつやふたつではない。


【時視各角】円高修正はレトリックだ(1)

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