「月着陸どころか…韓国型ロケット開発しながらも活用できない未来に」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.20 16:24
◆イスラエル・UAEも月や火星へ
このように韓国の宇宙技術が政治と官僚に振り回される間、世界の宇宙技術は速いペースで発展している。NASAとスペースXが2020-2030年代に火星に宇宙飛行士を送るという計画はもはや驚くことではない。昨年10月、人工衛星を製作する韓国中小企業セトレックアイの技術力で人工衛星を打ち上げたアラブ首長国連邦(UAE)さえも「火星2117プロジェクト」を通じて100年後に火星に人が暮らす都市を建設すると発表した。イスラエルは国家機関ではなく民間団体が先月、月探査船を打ち上げた。計画通りに来月着陸に成功すれば、人口860万人のイスラエルが世界初の民間月探査という歴史を築く。
30年後には果たしてどれほど宇宙時代が開かれているのだろうか。まだ具体的に2050年までの宇宙探査ロードマップを明らかにした国はない。しかし科学者が参加して制作した映画やドラマを見ると、ある程度は想像できる。ナショナルジオグラフィックが制作した宇宙ドキュメンタリードラマMarsは2040年代の火星探査時代を描いている。世界主要国が参加した火星国際科学財団(IMSF)が送った火星探査隊員が火星に到着して基地を建設した後、地球と火星を行き来する内容だ。興味深い点はIMSF加盟国のうち韓国も理事陣に堂々と参加しているだけでなく、スン・ハナという韓国人女性が火星探査隊長として登場する。