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【コラム】“秘線ファッション”がダメにした韓国の創造経済

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.10 17:21
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米国大統領選挙で当選したドナルド・トランプ氏はオーバーサイズのスーツがトーレードマークだ。1、2サイズは大きそうなゆったりとしたスタイルなので安物のように見えるが、スーツ一着で6000~8000ドル(約63万~84万円)はするイタリア高級ブランド「Brioni(ブリオーニ)」のものだ。ワシントンに店舗がないことを残念に思い、トランプホテルにブリオーニ1号店を出すほどの贔屓(ひいき)ぶりだ。バラク・オバマ現大統領もブリオーニのスーツを愛用している。ワシントン・ポスト(WP)によると、「オバマとトランプが共有する一つはブリオーニ愛」だ。

民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏は遊説期間中、米国ファッションデザイナーのラルフ・ローレン氏とニナ・マックルモア氏による服を着ていた。自称「パンツスーツの大ファン」らしく、大統領候補受諾演説やテレビ討論など重要な場面では強烈な原色のパンツスーツを余すところなく披露した。欧州の有名ブランドも愛用している。ことし4月、イタリアブランド「GIORGIO ARMANI」の1400万ウォン(約128万円)のコートを着て所得不平等をテーマに演説し、非難を浴びたこともある。

 
米国有権者はこのような些細な情報ですら指導者を選ぶ判断基準にする。韓国の現実とは大きな違いがある。朴槿恵(パク・クネ)大統領は看板もブランドもない「サンプル室」で秘線(陰の実力者)である崔順実(チェ・スンシル)氏が作った衣装を着て遊説し、当選し、国政を動かした。元運動選手でホストバー出身の男性が作ったというバッグを手に外交を行った。これすらも私生活だと言って公開しなかった。秘密ラインが明るみになってようやく秘線ファッションの存在が知られるようになった。

政治家の服装は政治行為の一部だ。演説や討論に劣らず、その人の考え方や生き方を知る上で大切なコミュニケーションツールになる。服装はいわば「もうひとつの言語」とも言えるだろう。先進国で政治家のファッションが公的領域と認識されるのはこのためだ。自ら公開しなければ、報道機関や専門家集団が暴く。秘密アジトで作った製品ではない限り、公になるのも時間の問題だ。

政治家の服装は経済活動の一部でもある。アンゲラ・メルケル独首相は自国デザイナーであるベッティーナ・シェーンバッハ氏によるパンツスーツと、同じく自国のコンフォートシューズブランド「Gabor(ガボール)」の靴を履いている。テリーザ・メイ英首相も自国デザイナーのアマンダ・ウェイクリー氏が手がけるドレスやコート、「L.K.Bennet(エルケーベネット)」のヒョウ柄のパンプスを履いて就任した。自国ブランドを広報するためだ。実際に効果も出ている。米ハーバード・ビジネス・レビュー誌はミシェル・オバマ米大統領夫人がファッションによってもたらした経済効果が27億ドルに達するという分析を公表したことがある。公式席上で着用した「J.CREW」「GAP」「NIKE」「Calvin Klein」などのファッション企業29社の株式価値の変化を調査した結果だ。

過去4年間で大統領が国内デザイナーの服を愛用していたらどうなっていただろう。英ファッションジャーナリストのスージー・メンケス氏が「服がまるで詩のようだ」と賞賛したチン・テオク氏、ニューヨークで孤軍奮闘しているソン・ジョンワン氏やイ・サンボン氏、パリのムン・ヨンヒ氏ら韓国デザイナーの心強い「後ろ盾」になっていたかもしれない。韓国ブランドである「LEBEIGE(ルベージュ)」や「HAZZYS LADIES(へジス・レディース)」、「TIME(タイム)」は世界的なファッションブランドに成長していたかもしれない。これがまさに大統領が思い描いていた創造経済ではないか。

パク・ヒョニョン/ライフスタイル部次長

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