【社説】予想以上に深刻な韓国の児童わいせつ物実態
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.24 16:33
私たちは羅州女児誘拐性犯罪者のコ・ジョンソク、統営女児暴行殺人犯のキム・ジョムドクらを通じて、児童・青少年わいせつ物の弊害を目撃した。 犯人らが児童わいせつ物を見て児童との性関係に対する欲求を抱くようになったと告白し、児童わいせつ物が児童性暴力の触媒の役割をするという警戒心を強めた。 これを受け、最高検察庁は10月、児童・青少年わいせつ物をただ所持するだけでも処罰するという「児童・青少年わいせつ物根絶対策」を出し、大々的な取り締まりと検挙に乗り出した。
しかし検察はおよそ2カ月でこうした「無寛容原則」から一歩後退した。 初犯の場合は教育を受けさせた後、起訴猶予処分とすることにした。 理由は、短期間に数千人もの人が摘発され、警告期間もなかったため異議が絶えず提起されたという点などが挙げられる。 無条件厳罰主義であまりにも多くの前科者を量産するのは、人権レベルで問題になるという点で避けられなかったという。