韓経:【コラム】韓国版カースト、労働4階級
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.17 10:54
韓国の労働市場階層はカースト制度と似ている。「4階級」に固まった垂直構造からしてそうだ。上の「大企業正社員」から下の「中小企業非正社員」まで、厳格に分離された雪国列車のようだ。雇用労働部の賃金統計を見ればはっきりと表れる。全体勤労者の10%である「大企業正社員」を100とすると、「大企業非正社員」は62だ。「大企業非正社員」の比率は全体勤労者の2%にすぎない。「中小企業正社員」の賃金は52で、このグループが半分以上の57%にのぼる。4番目の階級である「中小企業非正社員」の賃金は35に落ちる。勤労者の30%がここに属する。
◆100:62:52:35、さまよう労働改革
骨品化された労働市場を実例で見よう。K自動車の元請け・下請け賃金構造(2015年、労働研究院)は現実の断面だ。聖骨・真骨格の本社元請け職員の平均年俸は9700万ウォン(約900万円)、社内下請けは5000万ウォンだ。1次協力会社の職員は4700万ウォンへと大きく落ちる。