<浦項地震>「韓半島、地震激変期に入った可能性も」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.16 10:17
問題は余震だ。浅いところで余震が継続して発生すれば被害が続く可能性も小さくない。この日もM4.3の余震をはじめ、余震が断続的に発生したが、慶州地震のように1年以上余震が続く可能性もある。
韓国地質資源研究院のイ・ヨンス博士は「慶州は火成岩、特に花こう岩の岩盤が丈夫な場所であるのに対し、浦項地域は第三紀堆積岩である泥岩層が分布する場所なので、地盤が弱く被害が心配される」と述べた。過去に東海(トンへ、日本名・日本海)の下で粘土が堆積しながら作られた泥岩層が隆起した場所なので軟弱だということだ。
今回の地震の原因について、延世(ヨンセ)大地球システム科学科のホン・テギョン教授は「慶州地震によって周辺地域の地層に応力が溜まり、それによって今回の地震が発生した」としながら「韓半島は現在、地震激変期と言える」と説明した。慶州地震は2011年3月11日に発生した東日本大震災の余波で発生し、今回の浦項地震は慶州地震の影響で発生したとみられるということだ。