「はしご」途切れた大韓民国…身分上昇への期待過去最低
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.07 11:17
努力による身分上昇に対する国民の期待がさらに減ったことがわかった。中央日報が6日に入手した韓国行政研究院の「2016年社会統合実態調査」報告書によるもの。国策研究機関である行政研究院は昨年8~9月に満19歳以上の成人男女8000人を対象に彼らが感じる経済的安定感と社会統合水準などを調査した。
調査の結果、回答者は努力による本人の社会的・経済的地位上昇の可能性を尋ねる質問に4点満点で平均2.4点を与えた。これは2015年の実態調査結果の2.6点だけでなく、行政研究院のこの調査が始まった2013年以降で最低水準だ。
月所得100万ウォン以下の世帯の回答者のうち12.3%が「努力しても社会的・経済的地位が上昇する可能性はまったくない」と答えた。月所得600万ウォン以上の世帯に属する回答者も7.4%が努力による本人の身分上昇の可能性に対し懐疑的だった。子どもの身分上昇の可能性に対しても全体平均は2.6点で最低値だった。回答者の10.1%が「子どもがいくら努力しても社会的・経済的地位は高まらない」と考えていた。2015年の調査では7.4%だけがこのような反応を見せた。