コンビニアルバイト作家による小説『コンビニ人間』 日本最高権威の文学賞「芥川賞」受賞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.21 09:36
コンビニでアルバイトをしている作家が自身の体験に基づいて書いた作品で日本最高権威の純文学賞「芥川賞」を受賞した。20日、日本メディアによると、第155回芥川賞・直木賞で女流作家・村田沙耶香さん(37)の『コンビニ人間』が芥川賞に選ばれた。村田さんは執筆のかたわら長年にわたりコンビニでアルバイトをしている。
『コンビニ人間』はコンビニで18年間働いている36歳の独身女性の話を扱っている。恋愛経験が一度もなく、コンビニの仕事に人生のやりがいを感じている主人公は一人の男性との出会いを通じて人生の危機に直面する。この作品は主人公の考えと彼女を取り巻く周囲の視線がどれほど違っているのかを写実的に描いている。この作品を通じて「普通」の生活を送るように強要する社会の風潮を独特のユーモアで包んで表現したとの評価を受けた。