<英EU離脱>笑う企業と泣く企業=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.27 13:20
「ブレグジット(Brexit:英国の欧州連合脱退)」が現実化しながらグローバル企業がロンドンを離れて新しい場所に巣を作る「Commexit(CompanyとExitの合成語)」が本格化する可能性が高くなっている。英国チェルシーに欧州本部を置くサムスン電子がほかのEU諸国に移転を検討中なのが代表的だ。
企業らは当分の打撃は大きくなくてもEU輸出全般に及ぼす影響を憂慮した。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)ロンドン貿易館がブレグジット直後、英国に進出している韓国企業31社をアンケート調査した結果71%が「ブレグジットが対英国輸出に否定的な影響を及ぼすだろう」と答えた。
サムスン電子・LGエレクトロニクスなどの電子企業は、欧州経済危機で売り上げ割合が引き続き減っている状況でブレグジットが「冷水」を浴びせないだろうかと憂慮した。ある大手電子企業の役員は「欧州地域の消費心理の萎縮が最も心配になる」として「為替レートの変動性が大きくなる点も長期的に販売などに影響を与えるものと思われる」と話した。ただし半導体や鉄鋼の場合は「円高」現象を迎えた日本企業との競争では有利になる可能性もある。