「北朝鮮船を救出しろ」…米海軍の特別な作戦

「北朝鮮船を救出しろ」…米海軍の特別な作戦

2007年11月01日15時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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ソマリア海賊に襲われた北朝鮮船「デホンダン号」の救出作戦に投入された米駆逐艦「ジェームスウィリアムス」。 YONHAPニュース



  米軍が30日、アフリカ北東部ソマリア海域で襲撃された北朝鮮船を救出する作戦を展開した。 米海軍は支援要請を受けた後、直ちに駆逐艦を派遣するなど速かに行動し、負傷した北朝鮮船員を応急治療した。 これまで北朝鮮貨物船を監視・検索の対象としてきた米軍のこうした行動は、6カ国協議の進展が反映されたもので、今後の朝米関係改善にも寄与するはずだと観測されている。

  米海軍ニュース(Navy News)によると、30日午前、バーレーンにある連合海洋軍司令部はマレーシア・クアラルンプールの国際海事局(IMB)から「北朝鮮船デホンダン号がソマリアの首都モガディシオから北東に110キロほど離れた海域で海賊に襲撃されたから救出してほしい」という連絡を受けた。

  米軍・英国・フランス・ドイツ軍で構成された司令部は直ちにデホンダン号から90キロほど離れたところで作戦中だった米駆逐艦「ジェームスウィリアムス」が救出命令を下した。 「ウィリアムス」はまずヘリコプターを急派し、正午ごろ現場に到着した。

  米軍は無線で8人の海賊に武器を捨てるよう命じた。 海賊が軍艦を見て動揺している間、北朝鮮船員が海賊らを押さえつけた。 AFP通信は「船員が隠していた銃器を持って海賊を攻撃した」と報じた。 船員と海賊が衝突する過程で海賊2人が死亡し、船員3人が負傷した。

  船員は海賊を制圧した後、米海軍と交信し、負傷者が発生したことを知らせた。 これを受け、衛生兵3人がデホンダン号に乗り込んで負傷者3人を応急処置し、軍艦に移した。 デホンダン号は逮捕した海賊を連れてモガディシオ港に移動した。

  6390トン級のデホンダン号はモガディシオ貿易会社との契約で10日前、インドで船積みした砂糖をモガディシオ港に降ろしたと、AP通信は伝えた。 その後、港から遠く離れた海に停泊中だった海賊に襲われたという。 アフリカ連盟平和維持軍のアンクンダ大尉はAFP通信とのインタビューで、「船の停泊を案内する人が海賊に突変したようだ」とし「当初、海賊は船員解放の見返りに1万5000ドルを要求していた」と説明した。

  米軍はデホンダン号が北朝鮮船であることを知りながらも積極的な救出作戦を展開したことが伝えられた。 米国防総省のモレル報道官は、「米国が敵対関係にある北朝鮮の船を助けるために軍事活動を行った」という記者に対し、「海賊問題にはわれわれも苦しめられているため」と答えた。

  ワシントンの外交消息筋は「米軍が人道主義的レベルで助けたようだが、米軍の迅速な作戦は北朝鮮に良い印象を与えたはずだ」と伝えた。

  

  
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