平壌で電子決済拡散…住民のほとんどがカード保有
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.26 14:16
「平壌(ピョンヤン)で電子決済カードの発給を受けたが、タクシーや携帯電話料金の支払いにも使えました。現在平壌のほぼすべての住民がこのカードを持っているといいます」。
先月22~29日に北朝鮮の平壌と元山(ウォンサン)などを訪れた伊集院敦日本経済研究センター研究本部副本部長は中央日報とのインタビューで、「平壌に電子決済システムが広がっている」と話した。朝鮮貿易銀行が発行する「ナレカード」は、銀行口座がなくても外貨をチャージして使用できるカードだ。彼は「高麗ホテルでカードを発行し平壌市内のショッピングセンターで運動靴を買ったりもした。地下鉄料金もカード決済になっている」と話した。北朝鮮当局としては住民のカード決済によりタンス預金の外貨を吸収できるという。