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韓国保健福祉部長官、辞意固める?…「限界と無力感」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.26 09:18
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陳永(ジン・ヨン)保健福祉部長官が25日、サウジアラビア訪問日程を終えてソウル桂洞の福祉部庁舎に出勤した際、「長官職をやめるのか」という記者の質問にうなずいた。その後、陳長官は黙って長官室に直行した。去就問題について明示的な発言はなかったが、辞意を認めるような態度を見せた点から、事実上、辞意を固めたとみられる。これに関し、陳長官の側近は「陳長官がいつ辞意を正式に表すかは分からないが、自分の中で考えは固めたようだ」と伝えた。

この日午前4時30分に帰国した陳長官は仁川空港でも記者に対し「(サウジアラビアから)帰って(辞意表明を)しようとしたが、外に事態が広がり申し訳なく思う」とし、「ただ、公約の縮小に対する責任を取って退くという話は誤って伝えられた」と述べた。

 
陳長官は「2週間前から福祉部長官として役割を果たすのは難しいという判断をした」とし「辞任するのが国民と大統領に対する道理であり責任」と主張した。また「うまくやらなければと思ったが、限界と無力感を感じ、退くのがよいという判断」と付け加えた。長官職を退く理由は誤って伝えられたが、辞意の決心は有効だという意味と解釈される発言だ。

陳長官は前日、サウジアラビアでも記者に対し、「福祉部長官として頑張ろうと思ったが、うまくできる環境でないという考えから無力感を感じた」とし「予算は企画財政部が、人員は安全行政部が握っているため、福祉部ができることはない」と話した。

政府は陳長官を引き止めている。鄭ホン原(チョン・ホンウォン)国務総理は25日午後4時30分、辞任説に関する経緯を説明するため政府ソウル庁舎の総理執務室を訪れた陳長官に対し、「(辞任問題は)なかったことにする」と話したと、国務総理室の関係者が伝えた。陳長官はこの席で、「業務疲労を感じ、ストレスを受け、やめるという言葉を周囲の1、2カ所にしたのは事実」と語ったという。これに対し鄭総理は「(海外訪問中)そのような(辞任の)話が出たこと自体が手続き的に間違っている」と指摘したが、これ以上問題視しないという考えを表した。

総理室の関係者は「陳長官の辞任をめぐる騒ぎについて『なかったことにする』というのは、鄭総理が陳長官と会った後に自ら明らかにした内容」とし「陳長官が辞任しない意向を伝えたのでないか」と分析した。

しかしこうした見方とは違い、陳長官は辞意を固めたという声も出ている。陳長官のある知人は「サウジアラビア訪問中に辞任説が出て物議をかもしたうえ、基礎老齢年金案が発表された敏感な時期であることを考慮し、鄭総理の前で明確な意思表示をしなかっただけで、辞意は変わらないようだ」と話した。

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