◆キム・ヨナの道＝キム・ヨナの処した状況は２２年前のオーサーと非常に似ている。キム・ヨナも昨年の世界選手権者だ。２００９～２０１０シーズングランプリ大会でも全冠王となったキム・ヨナは、金メダル候補「０順位」だ。祖国に「初」という栄誉をもたらす状況までまったく同じだ。オーサーコーチがキム・ヨナから２２年前の自分の姿を見出すのは当然のことだ。キム・ヨナの競争者たちもこういう「負担」を狙っている。先月、米国フィギュア選手権大会でレイチェル・フラットがオリンピック出場権を取ると米国メディアは「オリンピックは負担になることが勝負を牛耳る。世界選手権者たちがオリンピック金メダルと縁がないのは注がれる期待とそれによる負担のため」とし「安定した演技をするフラットがオリンピックでは有利だ」という見通しを出した。安藤美姫（日本）ら競争選手たちが「オリンピックでは強い優勝候補が失敗する傾向がある」と公に話すこともこんな理由だ。

しかしオーサーコーチは「誰もヨナに付いて来ることができない」と壮語する。オーサーは「ヨナは私が自分と似ている経験をしたということがわかるから随時に助言を求めて来る」とし「その度に私は“メダルを考えずに立派な演技をすることだけに気を使おう”と話す」と伝えた。彼は普段にもキム・ヨナに「君が（新聞・放送・インターネットなどで） 読んだり、聞いたりしたことをすべて信じないで」と助言する。オーサーの道とヨナの道は終わりで変わる。ヨナはオーサーと違って安定的ながら芸術性が高い演技をする。そして絶対にプログラムを変えないだろう。
オーサーコーチ「２２年前の自分のミス、ヨナにさせない」（１）

【今日のイチオシ記事】
・ 自発的性売買５０００人…米「韓国は性輸出国」
・ オーサーコーチ「２２年前の自分のミス、ヨナにさせない」
・ トヨタ、安全を軽視して「経費削減」自賛
・ 鳩山首相夫人「アイリスＤＶＤに感謝」…中央日報に手紙
・ 和食グローバル化に貢献「韓食もグローバル化可能だ」