韓経:借金を返済できない「限界世帯」、158万世帯に急増=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.21 15:57
金融負債が金融資産を上回り、元利金償還額が処分可能所得の40%以上の「限界世帯」が、昨年、158万世帯に増えて全世帯の8.5%に達したことが調査された。限界世帯の44%は元利金償還が難しいことが分かった。
現代経済研究院が20日に発表した報告書「家計負債限界世帯の特徴と示唆点」をみると、2015年基準の限界世帯数は158万3000世帯で、2012年(132万5000世帯)に比べて25万8000世帯(19.5%)増加した。全世帯(1864万3000世帯)に対し8.5%、金融負債のある世帯(1069万3000世帯)の14.8%に達した。
研究院は限界世帯の増加が金融システムや住宅市場、民間消費に否定的な影響を及ぼす可能性が高いと明らかにした。2015年基準の総金融負債のうちで限界世帯の借金比率は29.3%だが、総金融資産における限界世帯の保有資産比率は9.4%にとどまった。総元利金償還額のうち、限界世帯の比率は42.4%、総処分可能所得のうち限界世帯の比率は12.5%にすぎなかった。