政治は冷凍、経済は解凍…中国、対日関係で両面戦略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.20 09:12
こうした動きは、日中の緊張関係が続く中で双方の経済的損害がますます大きくなっているためだ。今年9月に日本を訪問した中国人観光客数は前年の同じ期間よりも29%減少した。また1~9月の日本の対中投資は昨年に比べて36.6%も減った。昨年10-12月期の日本の対中輸出もやはり5.5%減った。英国のBBC放送は18日「中国が政治と経済を分離して、自国の経済的被害を最小化しようとする高度な実用戦略を駆使している」と分析した。
だが政治的和解のための譲歩は不可だというのが中国の立場だ。秦報道官は「企業の訪問を通じて日本各界が中国の立場と主張をより一層理解してくれることを期待する」としつつも「中国政府と人民の領土主権の守護意志は決して揺らがない」と強調した。日本の安倍晋三首相が最近、東南アジアを訪問して「海洋対立問題は国際法に基づいて解決すべきだ」という発言に対する論評だ。
中国官営中央テレビ(CC-TV)も18日、軍事専門家の話を引用して中国のTU-154情報収集機が16、17日に尖閣諸島付近の上空を飛行したのは合法的だと報道した。この放送はまた、日本が情報収集機の飛行と尖閣を関連づけるのは、この地域の緊張した雰囲気を誇張して軍備の拡張をしようとするものだと非難した。
政治は冷凍、経済は解凍…中国、対日関係で両面戦略(1)