米国経済紙『フォーブス』が１日（現地時間）に発表した「米国で最も成功した女性（Ａｍｅｒｉｃａ‘ｓ　Ｒｉｃｈｅｓｔ　Ｓｅｌｆ－Ｍａｄｅ　Ｗｏｍｅｎ）」６０人に韓国系女性が３人入っている。３人は米国市民権または永住権保有者だ。

米国で５番目に大きいファストファッション（ＳＰＡ）ブランドのフォーエバー２１の共同創業者であるチャン・ジンスクさん（５２）は１９億ドルの資産で９位となった。チャンさんは夫と共に１９８１年に米国に移民した。皿洗いとオフィスの清掃をしながら３年間貯めたお金で３９平方メートルの衣類売り場を賃借りしたのがフォーエバー２１の始まりだった。８４年の初年度の売り上げは３万５０００ドルだったが１年で７０万ドルに成長した。現在は米国、欧州、アジア、アフリカに７００カ所の売り場を運営している。

ソフトウェア・ハードウェアを販売するＳＨＩの最高経営者（ＣＥＯ）タイ・リーさん（５８）は今年１２億ドルの資産で１５位にランクインした。昨年のＳＨＩの売り上げは６８億ドルで米国で女性が所有する企業では最大規模だった。高校の時に米国に行ったリーさんはハーバード・ビジネススクールを卒業した後Ｐ＆Ｇなどの大企業で創業に必要な経験を積んだ。その後８９年に職員５人のＩＴ会社を１００万ドルで買収した。経営陣と職員間の差別をしない経営スタイルで会社を２５年で職員３０００人で３０カ所余りの海外支社を持つグローバル企業に成長させた。

２億６０００万ドルの資産で５７位にランクインしたトニー・コーさん（４３）は２５歳で創業した色調化粧品会社「ＮＹＸコスメティクス」をロレアルに売却して長者の仲間入りを果たした。１３歳の時に米国に渡ったコーさんは２５歳の時に単独でＢ２Ｂ（企業間電子商取引）化粧品事業を始めた。ＮＹＸコスメティクスを１５年間経営した後、２０１４年に売却した。コーさんはＹｏｕＴｕｂｅのビューティー動画を積極的に活用してブランドを広く知らしめた。

米国で最も成功した女性１位には屋根などの建築材料を供給するＡＢＣサプライの創業者であり会長であるダイアン・ヘンドリックスさんがランクインし、オプラ・ウィンフリーさんは２位となった。

ドリス・フィッシャーさん（Ｇａｐ）とジュディー・フォークナーさん（エピックシステムズ）は合同３位にランクインした。昨年１位だったセラノスＣＥＯのエリザベス・ホームズさんは財産が４５億ドルから０ドルに減った。

『フォーブス』は「非上場企業のセラノスの企業価値推定額を９０億ドルから８億ドルに下方調整した」とし、「普通株を所有したホームズはセラノス持株５０％を持っているが、会社が清算される場合、一銭も得ることができないだろう」と説明した。