98年以降に韓国国内に入国した北朝鮮脱出者(脱北者)2958人(7月末現在)のうち、犯罪のため処罰を受けた人が217人(5.9%)にのぼることが分かった。
統一部が国会統一外交通商委の柳在乾(ユ・ジェゴン、国民統合新党)議員に提出した脱北入国者犯罪統計資料によると、98年から今年7月にかけて韓国国内に入国した脱北者による犯罪は総305件で、うち267件(88%)が強姦、暴行など凶悪犯罪だった。
特に今年発生した犯罪は53件(月平均7.6件)と、過去5年間の月平均(4.2件)に比べて81%も増加した。 このように北朝鮮脱出者による犯罪が急増しているのは、98年以降、北朝鮮脱出者の入国が毎年2倍以上増えているにもかかわらず、定着教育および支援の拡大が進んでいないからだ、と指摘されている。