監聴問題への対応失敗で揺れるダウムカカオ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.17 13:22
こうした流れには、使用者の要求と感性をよく把握して共感するイメージで知られていた情報技術(IT)企業に裏切られたという感情がある。最近カカオトークのアプリを消したという会社員のキム・ギチョルさん(39)は「カカオトークのようなIT企業は何か従来の大企業とは違うと思っていたが、残念だ」とし「上場して金儲けには熱心だが、使用者の情報はこのように軽く扱うのを見て腹が立った」と話した。
IT企業にとって消費者の信頼は企業の存廃につながる。世界初のソーシャルネットワークサービスだったサイワールドは、フェイスブックの急浮上とともに3500万人の個人情報流出事件で幕を下ろした。使用者は一斉にサイワールドから離れた。検閲問題でダウムカカオが見せた安易な対処も消費者の不信と冷笑を招いた。さらにダウムカカオ株3.3%を保有するイ・ジェウンダウム創業者(46)の発言は世論の反感をさらに強めたという評価を受けている。